みらいとあそぶ mirasoboo~!のブログ

私たちは自然や農業をもっと身近に感じることができる場場を作っています。それは、体験活動を軸にした学びの場です。学ぶ場は、多くの人と出会い、考える場としても大切にしています。

「Art of Hosting 牧之原」のお話会の前に

こんばんは。ホーリーです。

明日はお話会。

伝えたいことが伝えられるかな~と思いながら書いています。

夜中に書くととんでもない表現になっていることがありますから、、心配(笑)

 

9月の半ばにArt of Hosting牧之原へ参加してきました。

Art of Hostingは北欧生まれで世界中に広がっている

「参加型リーダーシップ」の実践的トレーニングのこと。

地域の人々のつながりをと共感を紡ぎ、アクションにつなげる方法論だそうです。

「人々が学び合い、自らアクションにつなげる」ことが心に響き、

ここ3年ほど、その世界にちらりと触れさせてもらっています。

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北海道から宮崎まで日本中から静岡に集まりました~

4、5年前から、

いわゆる町内の審議会等に参加する機会が増えて、

いままで知らなかった大人の世界を知りました。

仕事柄、子どもの育ちや教育などを考える立場にあることもあり、

深く考える時間をもらっていました。

様々な理由から、目の前の状況を見て、

一番足りないものは「みんなで話すこと」だと感じたのです。

今、私たちは、話さずに、どこかの町や人をモデルにして、

白馬の王子様を待っているように見えました。

 

普通に暮らす普通の私たちは何もできないのかな。

白馬の王子様はたぶん来ない。

普通の私たちにも、やれる力がある。気づいていないだけかもしれない、、

 

なんて事を思いながら、絶望していました。

私が何言ってもだめや~ん。

どうするんやろ、希望がみえない。

ここで子育てしたくない。

とさえ思っていて。

 

そんなときに上毛町で開催された

「持続可能な私たちの暮らしを考え感じる3日間」(通称:じわくら)に参加して、

自然環境と暮らしていく環境を持続可能な状態になるように、考え、学ぶということをしました。持続可能な状態ってどういうことなんだろう。

経済成長と社会発展についても触れて、衝撃的な3日間でした。

昨年は、小2だった息子も参加してくれて、

持続可能な暮らしってなんだろう、と一緒に学べたことが我が家のベースになっています。

今話題になることが多い、SDGs(国連が定める持続可能な開発目標)とつながる部分も多く、誰もが参加しやすい分かりやすい、一人ひとりが大切にされる場でした。

 

Art of Hostingでも、じわくらでも共通して使われていたのが、

グラフィックハーベスティング

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多様な人が集まり、話をするとき、

理解を深め、効果的にハーベスト(収穫)するためのイラストと文です。

言葉だけで理解するのはとても難しいですよね。

みんなで、おなじ理解をするむずかしさはずっと感じていて、これだ!と思いました。

 

頭に浮かんだのは、ジェネレーションギャップを埋められない地域の会議。

みんなで同じスピードと深さで理解するなんて無理です。

深まる溝、進まない大切な話。もしかしたら処方箋になるかもしれない。

 

たぶん、これは子どもに説明する時にも使えます。(わが子で実験済み。効果大)

大切な約束事や長期的な目標の設定に役立ってくれます。

視覚からの情報処理が得意な子にはばっちりはまります!

 

今回、訪問した静岡県牧之原市は市民協働の最先端都市です。

前市長が「みんなでやろう!」宣言して、条例をつくり、本当にみんなで作っている都市。グラフィックハーベスティングファシリテーション(場の進行)を行う

市民ファシリテーターのチームがいくつかあり、地域に出向いていって、話し合いの進行を担います。東京のどこかの有名な人ではなく、普通の市民が担っている。

今では、高校生ファシリテーターも何名も輩出して、話し合い、みんなの意見を収穫し、アクションに移せる人たちが沢山いるのです。

 

前市長さんにも、実際に動かした行政の方にも、市民ファシリテーターの皆さんにも、

高校生ファシリテーターのみなさんにも、お会いできてお話を伺えた今回の学び。

 

じわくらの内容、牧之原市に起きていること、Art of Hostingのこと。

 

いろいろひっくるめて、わたしが感じたことをお伝えしたいです。

そして、みんなで考えたいです。

 

明日がたのしみだな、、